KHI VOICE
令和6年12月より「救急時医療情報閲覧」として、オンライン資格確認等システムの基盤を利用した救急時の医療情報閲覧の仕組みが提供されます。亀田医療情報では、「救急時医療情報閲覧」の仕組みを利用し、救急患者様の救急時医療情報の照会・閲覧および監査ログの閲覧機能を提供いたします。
コラム
blancの取り組み
新サービス「blanc⁺ 救急照会」をリリース
「blanc⁺ 救急照会」を下記の通りリリースいたします。
本サービスは、令和6年12月よりオンライン資格確認等システムで提供される 、「救急時医療情報閲覧」の仕組みを利用し、救急時医療情報の照会・閲覧をできるようにすることを目的としています。救急患者様の救急時医療情報の照会・閲覧および監査ログの閲覧機能を提供いたします。
💡令和6年12月時点では、マイナ保険証による本人確認をされた患者様についてのみ、救急時医療情報の閲覧が可能であることがお知らせされています。
救急時医療情報閲覧とは
「救急時医療情報閲覧」とは、医療DXの施策の一環として厚労省が推進する「医療情報の標準化・共有化」や「医療機関間の連携強化」の中で支援されている機能です。
令和6年度診療報酬改定にて、総合入院体制加算・急性期充実体制加算・救命救急入院料の要件が見直され、救急時医療情報閲覧機能の導入が施設基準となったため、電子カルテ等で救急時医療情報を閲覧可能とする機能の追加が求められています。(経過過措置:令和7年4月1日)
「救急時医療情報閲覧」は、救急医療の現場で迅速かつ正確に患者の医療情報を確認するためのシステムです。この仕組みは、患者が意識不明や言語的な意思疎通が難しい状況にある場合でも、救急医療従事者が必要な情報を確認し、最適な処置を行えるように支援します。例えば、過去の病歴やアレルギー情報、服用中の薬、最新の検査結果などが含まれるため、誤った処方や処置を防ぎ、迅速な対応につなげることが可能です。
詳しくは、厚生労働省の資料をご確認下さい。
機能概要
「救急時医療情報閲覧機能」は患者の生命、身体の保護のために必要な場合に、マイナ保険証による本人確認を行うことによって、患者の同意取得が困難な場合でもレセプト情報に基づく医療情報等を閲覧できるようにすることを目的に厚生労働省より提供されています。「blanc⁺ 救急照会」はクラウドカルテ「blanc」を介してこのサービスにアクセスし患者情報を取得するための機能になります。(オンプレ型電子カルテEcru、Kaiなどをご利用中の既存のお客様にも対応いたします)
救急時医療情報照会・閲覧機能
マイナ保険証から取得された保険情報を基にオンライン資格確認等システムへ照会し、オンライン資格確認等システムに登録されている「救急用サマリー」、「特定健診情報」、「診療/薬剤情報」のPDFを取得・参照が可能になります。
特徴
- 患者同意不要の照会:救急時医療情報を、患者の同意取得が困難な場合でも、オンライン資格確認等システムから照会が可能です。
- 多要素による認証:ユーザー認証に信頼性の高い外部認証システム(IDプロバイダー)を採用し、多要素認証を利用するセキュアなアクセス環境を提供しています。
- アクセスを管理する監査ログ:本サービスを利用した照会ログはカルテの操作ログとは別途専用に管理することができ、より厳重にアクセスを管理することが可能です。
⇒施設ごと、日付ごとに照会操作のログを確認できます。ユーザーを絞っての検索も可能です。
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