多根総合病院

総合診療支援システムで
忘れてならないことの一つが、
導入のしやすさという観点。

電子カルテへの補助金支給をきっかけとして
2003年に電子カルテを導入された多根総合病院様では、記憶容量に限界が来ていることもあり、
2013年に統合診療支援システム「Kai V3」へのバージョンアップを進めておられます。
同システムを10年にわたって使い続け、
さらにそれを進化させようとされている事例としてご紹介します。
(2013年5月30日取材)

導入製品:Kai V3

医療現場が保証した信頼性

電子カルテをはじめとする医療情報システムについては、どのような機能が備わっているのかという点につい目が行きがちです。しかし、システムを日常的に使っていくのが医師や看護師、コメディカルスタッフといった現場の人間であることを考えれば、機種選定にあたってはそうした現場視点を忘れてはいけないことになります。2003年、最初に電子カルテを導入された多根総合病院様でも同じような事情があったと言います。「当初は大手メーカーが開発した当時の代表的な機種の導入を考えていました。ところが、紹介してくださる方がいて、何人かの医師と亀田総合病院へ視察に出かけたら、たくさんの医師や看護師の方が実にスムーズに使いこなしておられる。その姿を見て、亀田医療情報のシステムへの変更を決めたのです」と丹羽院長。ベテランの医師を中心に電子カルテ導入に危惧する方がおられたという当時の事情も、その変更の後押しになりました。どうせなら現場で使いやすいシステムがいいだろうとの判断です。

できるだけ少ない修正での導入

したがって、導入にあたっては亀田総合病院で使っているシステムをパッケージとして、ほぼそのまま導入するというやり方をされました。山本システム部長によれば、「先生方の意見を聞いて、一部カスタマイズは行いましたが、できるだけ修正は少なくしました。すでに信頼性が保証されているシステムなわけですから、変えないほうがよりスムーズに導入できるだろうと考えたのです。実質、導入から異例の早さで立ち上げに成功し、現場での混乱もほとんどありませんでした」。その後も、オーダリングのメニューを増やすといった程度の修正で対応してこられたそうです。

丹羽英記氏
院長

西村洋子氏
看護部長

山本英雄氏
システム部 診療情報部 部長

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